第３回セミナー　開催報告

　３月２８日（土）１８：２０より、第３回湿潤療法（うるおい療法）に関するセミナーをキャンパスプラザ京都（京都市）で開催致しました。
　当日は、皆様ご多忙な年度末とい時期であったにも関わらず、医師、看護師を中心とした医療関係者１２０名余りご参加いただきました。盛会のうちに終了することが出来ましたこと、主催者として、厚くお礼申し上げます。
　今回は、まずセミナー１として、きよすクリニックの伊藤喜亮先生に「内科医でもできる！　湿潤療法による創傷治療」という演題でご講演いただきました。ご講演では、創の状態による被覆材の使分けなど、湿潤療法を実践する上でのポイントを大変分かり易く解説いただきました。実際に講師の伊藤先生は、内科医でありながら熱傷治療をはじめとして種々の創傷治療に数多く取組まれているとのことで、湿潤療法の汎用性の高さを窺うことが出来る大変興味深いご講演でした。
　また、セミナー２として石岡第一病院の夏井睦先生に、「新しい創傷治療」という演題で、ご講演いただきました。湿潤療法の基礎から、実際の治療、創感染の考え方まで、長時間に渡り詳しく解説していただきましたが、時折、感声や笑いがこぼれるなど、会場が一体感に包まれたすばらしい講演となり、時間の経つのも忘れました。
　また、講演後の質疑・応答では、今回も数多くのご質問をいただくなど、ご参加いただきました皆様の湿潤療法への関心の高さが窺えました。
　貴重なご講演をいただいた伊藤喜亮先生、夏井睦先生の両先生方、ならびに、ご参加いただきました皆様に心よりお礼申し上げます。

　　　ＳＯＭＣ事務局